みなさん、こんにちは！
「移住.net」編集部です。
今回は、ミュンヘンオリンピックに出場した経験をもつ元プロレスラーの長州力さんにインタビューをさせて頂きました。
現役を退いた後も、テレビ番組や講演会などをはじめマルチに活躍されている長州力さん。
ご家族そろって熱海に移住され、「のんびりとした日々を過ごしている」と話す姿からは、移住したことに対して非常に満足していることが伺えました。
ぜひ最後までお読みください！
長州力（ちょうしゅうりき）
専修大学時代にレスリングで活躍し、1972年ミュンヘンオリンピックに出場。
1974年8月8日、アントニオ猪木率いる新日本プロレスにてデビュー。
80年代はプロレスラーとして日本中をプロレスブームで熱狂させ、90年代ではプロレスラーだけでなくプロデューサーとしても敏腕を発揮。
初の全国ドームツアーの成功、東京ドーム観客動員記録樹立(当時)など昭和平成を代表するプロレス・アイコンとして絶対的存在として君臨した。
2019年6月26日東京・後楽園ホールにて「家族の元に帰る」と名言を残し引退。
しかし、2019年暮れに突如としてTwitterを開始。その後はYouTubeやTikTokなどで次々と自身のアカウントを開設し大暴れ。
今やSNSの総フォロワー数100万人以上、動画SNS総再生回数1億回以上のインフルエンサーとして、屈強なプロレスラー時代を全く知らない若い世代からの高い支持を得ている。
早川諒（はやかわりょう）
「移住.net」運営会社、株式会社SoWiLL代表取締役。22歳で東証プライム上場企業に入社し、27歳で同社子会社社長に就任。
30歳で自己資本でセブ島で起業して、「0円留学」という留学スタイルの英語学校を設立し運営。4000名以上の卒業生を輩出する。
2020年より沖縄に移住して、現在沖縄に住居を持ちながら海外・国内の各地で事業展開中。
2023年、兼ねてより運営してきた移住.netの仕組みをプラットフォーム化して事業化。当移住メディアの運営もプロデュースする。
2023年4月、著書「最強のひと言」を出版。
現在の活動について
早川：長州力さんは、静岡県熱海市に移住しています。現在は日々どんな生活をしているのでしょうか？
長州力さん：熱海には移住してまだ1年少しなんですが、やはり東京とは違いますね。普段テレビの仕事で東京に行くときは、朝早く出ているので、日中の熱海の様子は実はあまり把握できていないんです。でも本当にのんびりと過ごせていますね。
早川：熱海で暮らしている方はどんな人が多いですか？
長州力さん：今住んでいる場所は、高齢者の方がよく目につくのですが、熱海の高齢者の方はみなさんとても元気だなと思います。スーパーで見かける高齢者の方も、東京のスーパーに買い物に来ている高齢者の方たちより、元気に感じますね。
熱海に移住したきっかけ
早川：今から１年半前に、ご家族と熱海に住もうと思ったキッカケは、何だったのでしょうか？
長州力さん：自分のふるさとと少し環境が似ていて、海あり、山あり、川ありだからですね。海も綺麗で、東京とは環境が全く違います。
早川：当時、熱海以外にも移住の候補地はありましたか？
長州力さん：やはり自分の田舎である山口県が一番いいなと思っていました。でも田舎に戻ると完全にリタイアという感じになってしまうなと思って。まだ元気だし、もう少し頑張ってみようと思ったときに、やはり一番に熱海が候補に挙がりましたね。
早川：では、故郷の山口県に帰るという考えも候補としてあったんですね。
長州力さん：はい。家内が考えてくれていましたが、娘たちの家族のこともあって山口への移住は断念しました。僕は「海辺であればどこでもいいよ」という感じだったので、家内が2～3年前から熱海を探してくれて。なので、家族の方が熱海に住み始めるのは早かったですね。
早川：先にご家族が住んでから、長州力さん自身が行くまでは、どれくらいの期間があったのでしょうか？
長州力さん：僕は半年くらい東京にいました。でも熱海に来てみて、田舎にもとても似ているし、「よく探してくれたな」と思って感謝していますね。
早川：現在も東京での仕事がほとんどとの事ですが、お仕事を続けていくうえで熱海に移住することに不安はありましたか？
長州力さん：最初は少し不安でしたけれども、今はもう慣れましたね。通勤がそんなに遠くもないし、今はとても楽ですね。
早川：現在は東京にもご自宅はあるのでしょうか？
長州力さん：小さいマンションを一つ借りています。東京に泊まる際には、そのマンションに泊まっていますね。
熱海の魅力について
早川：実際に熱海に住んでみて、熱海の良いところや魅力をぜひ教えてください。
長州力さん：熱海は自分の故郷に似ているし、環境的にはとても良いですね。コンビニやスーパーも充実していて、不自由することはありません。なにより夏は、花火がすごいんですよね。温泉も多いので、花火が終わって疲れて帰ってきたら温泉に行きます。大浴場は年配の方も多くて、和気あいあいと話をするのは最高ですよ。そういった環境が魅力かな。
早川：逆に、大変だと感じることもありますか？
長州力さん：坂道が多いのは大変だなと思ったのですが、それも慣れました。高齢者の方たちは、急ぐことなくのんびりと力強く坂道を歩いていて、見ていて本当に力強いですよ。
早川：ちなみにプロレスラーを引退された現在もトレーニングはされていらっしゃるんですか？
長州力さん：東京に帰ったときは、道場に行きます。昔ほどではないですが、体は動かしています。体が動ける状態で移住することができたのは良かったですね。
熱海に移住して感じたこと
早川：東京でホームシックになったりすることはありますか？
長州力さん：ないですね。熱海から東京まで新幹線で40〜50分なので、いつでも帰ろうと思えば帰れるし。
早川：確かに距離的にも近いので、東京での仕事も継続しやすいですよね。
長州力さん：そうですね。我が家には娘が三人いて、一番下の娘だけ熱海で同居しています。東京の会社で仕事をしていて、主に自宅でテレワークなんですが、週に1～2回は熱海から東京へ出社しています。最初は心配しましたが、今は通勤も楽にしていますね。
早川：ちなみに今後は熱海以外の場所へまた移住する予定はありますか？
長州力さん：今のところはないですね。僕にとって、ここが一番ベストな場所だと思っています。やはり僕は海が好きなので、海も山も川もあるという自分の一番の希望が熱海で満たされているので。でも、夜は早いですね。お店などは9時になるとしまっているので、東京と違って早いです。なので、夜はもうあまり出かけず、家でのんびりと過ごしています。
早川：ちなみに僕は、夏にしか熱海に行ったことがないのですが、冬の熱海はどのような過ごし方をされているのですか？
長州力さん：熱海は大体温泉を引いているので、浴場みたいな場所も多くて、寒い時でも「帰ったら熱い温泉に入れる」と思うと疲れも安らぎます。みんなで温泉につかりながら、いろいろな話をするんです。本当にとても良いですよ。
早川：奥様やお子様は、熱海への移住についてどんな反応だったのでしょうか？
長州力さん：恐らく家内も娘たちも、みんな満足しているんじゃないかな。東京にも近いので仕事への支障もないですし、充実して仕事も生活もできているのではないかと思います。
移住を検討している方へのメッセージ
早川：熱海への移住を検討している方に向けて、メッセージがあればお願いいたします。
長州力さん：熱海はなんと言っても東京からの距離の近さ、温泉つきの物件でも購入するときの値段の安さ、が良いと思います。それでいて、生活に不自由しない環境なので良い場所だと思いますね。人それぞれ望むものは違うと思いますが、僕にとっては十分です。
早川：ありがとうございます。熱海に移住したことによる良い変化があれば、それも教えてください。
長州力さん：僕の家族が移住して一番変わったのは、会話が多くなったことですね。東京にいたときは、ただ淡々と会話をして、それぞれ部屋に入ったらもう出てこないといった感じでした。熱海に移住してからは、ご飯食べながら家族で会話することがとても多くなりました。
早川：せっかくなので、最後に、地元の山口県周南市についても教えてもらえますか？
長州力さん：僕は今、月に1回、山口にも帰って仕事をしているんですよ。それで、いろいろと山口を見て歩いているのですが、意外と「なぜこの場所を知らなかったのかな」という気づきが多いですね。自分が住んでいたのは、昔は徳山と呼ばれて、今は周南市になっているのですが、近くに海も山も川もあり、熱海に似ています。海も綺麗で、砂浜も本当に綺麗なんですよ。山口は本当に良い場所です。熱海と遜色ないですね。
早川：熱海も山口もどちらの魅力も伝わってきて、僕自身も遊びに行きたいなと思いました。
長州力さん：ぜひ来てください。熱海に来て、キレることがなくなりましたから。
